コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

秋冬

部屋の掃除くらいして日曜日を終える。何もしてない。昼寝して夢を見たら洗心亭が出てきて、起きた時ボーッとなった。夢の中でもあの間取りから空気感までバッチリ覚えているなんて。

ついでだからと洗い物と風呂掃除とかして夕方。野球すら終わってしまってこれから実に退屈なシーズンなんだ。日も短くて気がつきゃ夜だしなぁ。テレビも面白くない。

まぁ、そんなつまらないつまらないと中学生のようなことを言っていてもしょうがないので本を読む。コーヒーを飲む。レコードを聴く。いまだにCDのことをレコードって言っちゃう。厳密には間違ってないんだろうと思うけど。

郵政公社トヨタ式を導入して大混乱らしい。辞めちまえとか罵声を飛ばしたことを誇らしげにレポートで上げるんだって。当たり前だよな。ぬるま湯からいきなり熱湯に放り込まれて大丈夫なものなどありはしねーって。俺からみりゃどっちもひどい。うまいことバランス取れないものかね。ぬるい郵政公社もあれだが、人を人とも思わないトヨタの方式なんて先があるのだろうか?利益追求という看板の前には何も言わないのが日本のやり方だけど、死んじゃうって。人を死ぬまで追いつめるのは安全圏で人に命令出すだけの人だしな。中学生のいじめの延長戦を社会でやってるのと同じだ。病んでる病んでる。甘いと言われようと病んでるとしか思えねー。いろんなことがもうたくさんだ。利益のためだかなんだか知らねーけど、人が人に辞めろとか死ねとか言う権利なんてないだろ。あの自殺した中学生をいじめた連中と何が違うのか俺に教えてくれよ。利益を上げないと最終的に困るのは自分なのは百も承知でみんな働いてるって。でも人間なんて短絡的な考えでしか死を選ばないからな。会社が潰れても社員は死なないよ。だけど罵声を浴びせられて死ぬ奴はたくさんいるよ。
結局何が言いたいかというと、今の企業の姿勢は戦後に戻ったみたいで、しかもあの時代の温かさすらないんだってことよ。俺は怖いんだよ。とても。