コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

我慢が出来ない

大津市のいじめ問題はどんどん内実が暴露されてきて、あんまりにも酷い現実が見えてきた。酷すぎる。言葉にならない。僕は思う。結局、いじめられた経験がない奴がどんな想像をしても、自殺してしまった少年の心の中を理解することなんて出来やしない。リアリティがないから、まわりの人間は平気で保身に走るのだ。あの校長も担任もいじめたやつもその親も。結局そういう経験がないから、自分のしていることがどんなに酷いことなのかわかってないのだ。だから平気な面をして今ものさばっているのだ。年ばっかり食ってて、教師でございます親でございますといったって、ゴミ以下だな。何のための教師であり人の親なのか。
残念なことに、ワタシは彼の心境が少しだけ理解できる経験がある。だいぶ色あせたが、それでも当時のことを思い出すといろいろ胸が痛む。

中学生くらいの年齢で、そのようなへヴィな現実を処理する力があるわけないじゃないか。心が優しい子供ほど誰にも何も言えない。他人を悲しませたくないから我慢をしてしまう。爆発するにしても自分の内に向かってしまう。そんな子供を助けるのは何なのか?簡単だろうが。

結局暴論になるのは覚悟の上だが、このケースはもはやいじめなんていう簡単な言葉で片付けていいものではない。ただの犯罪だ。罰せられるべき犯罪なんだ。警察から市長からみんな腐っている大津市を裁けるのは誰なんだ?

この国に良心がまだ残っていることを期待したい。