コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

おきらくごくらく

今日古本屋で「ウゴウゴルーガ」の本を買ってきた。私が大学生のときにやっていた素晴らしい教育番組だった。朝の6時くらいからやっていたんだが、大学生は起きる時間じゃなくって、むしろ家に帰ってくる時間なのだよ。んでもって見てから寝るんよ。みかん星人とかももいろぞうさんとかって良かったなぁ。だんだんパワーが落ちていってつまんなくなったけど、はじめのほうはものすごいパワーだった。「ノンタンと一緒」すら面白かったなぁ。

先輩に桑原さんという女性がいたんだが、ある夜彼女のアパートに俺とデシデシ君と足立の三人でのりこんだときがあった。どういう理由でそうなったのかは覚えていないが。で、くだらない話をしながら朝までダラダラと過ごしてしまった。桑原さんはかなり迷惑そうな顔をしていたような記憶がある。朝になり、「ウゴウゴルーガ」が始まった。細かいことは忘れてしまったが、キャベツを鼻から出して突っ込んでくる実写の男のコーナーがその日に始まったのだ。徹夜明けは何でも大げさにおかしかったりするので、そのキャベツを見て笑いが止まらなかったことをなんとなく覚えているよ。で、三人で笑いあったりするけだるい時間を過ごしたのだよ。何で三人か?そのときデシデシ君は得意の女の家で爆睡攻撃中だったのですな。やつはいつも女の子の家で勝手に寝てしまうのだ。そんときも、でかいゴリラのぬいぐるみで遊び続けていたと思ったら静かになってしまっていたんだね。まぁ、なんにもなかったけど、そんなつまらない思い出をたくさんあの頃は作っていたんだな。そんな時間を過ごすことができたのは、今にして思えば本当に貴重で贅沢で幸せだったのかなぁ。思い出はいい事しか残っていかなくて、しかも美化されていくもんだけどね。骨身にしみるほどの辛いこともいつかは笑い話になるのかしら。とてもそうは思えないこともたくさんあの頃あったけど・・・。