先日の坂田vs山口と、亀田長男のノンタイトル戦を送っていただいたので見る。……坂田大苦戦だったねぇ。最後は自力と体格の差を生かしていつもの坂田ワールドに持ち込んでの明確な勝ちだったけど。そして亀田。こうやって間を空けずに二人と比べて見てしまうと、穴が見えてしまってどうにもならない。
内藤と坂田の統一戦というのは実現したらかなりのドリームマッチなのですが、僕なりにもし戦わば、というのもいろいろシミュレートはしてるのです。試合開始直後のスタートダッシュが得意な内藤と、序盤はどうしてもペースが上がらない坂田がもしやったら、序盤のうちに内藤のフェイントからの強打を浴びて坂田がやられてしまうような気がするんだよなぁ。以前は内藤の最大の課題はスタミナだったから、試合が後半にもつれれば坂田の勝ちもありうると思ってたけど、内藤はその弱点を克服したように思えるので、序盤で倒しきれなくても大差の判定で内藤の勝ち、というのが一番可能性が高い気がする。現時点の戦力は内藤のほうが上に思える、というのが僕の結論です。
ただ、もし坂田が立ち上がりの弱さを克服したらこれは面白い。後半になるにつれてどんどん勢いを増して来る坂田のショート連打の回転とプレッシャーは並大抵ではないし。足を使って捌けばとも思うのだけど、パーラもバスケスも坂田のインファイト泥沼に巻き込まれてしまったことを考えれば、いったいどうすれば捌けるのかイメージが湧かないんだよね。序盤からあの勢いを発揮できれば坂田が判定で勝つパターンもありうる。
ところで、山口戦を見て気になったのは、坂田が山口のアッパーにあまり反応できていなかった点と、横への動きに乏しい点なんだよね。内藤はポンサク戦では危険と判断したのかあまり使わなかったけど、実はいいアッパーが使える選手なのでかなり危険かも。
さらに、金平会長がぶち上げた坂田vsポンサクレック戦がもし実現したら、内藤戦より坂田には危険な戦いになると思う。正面からの打ち合いではパンチのキレとスピードで大幅に勝るポンサクレックに圧力負けしてしまいそう。コンビネーションに組み込んでくる至近距離の右アッパーは危険極まりない。さらにポンサクレック攻略には横への動きが不可欠であることは内藤が証明済なのだが、横が使えない坂田は攻略の糸口さえつかめないまま序盤で沈められてしまうのでは？
字数が尽きた……。
