弘前の武富士で起きた放火事件、犯人に死刑の判決。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/20030212190932.html
殺意があったかどうかが争点となっているようだが、このレベルの話になると、殺意の有無はもはや関係ないような気がする。だいたいガソリン撒いたのは誰なんだよ、と思って当たり前。だからといって、短絡的にこいつを死刑にしろ、と私が思っているわけではない。遺族の方々は殺しちまえ、と思っているだろうが。
借金苦から強盗に入り頭の中真っ白になってガソリン撒いて放火、まさしく絵に描いたようは悲しい話ではないか。借金は競輪から、というのでは同情の余地はないような気はするが。火をつけて死刑になるくらいなら、他にもっとマシな道はあったろうに。カネによって人は追い詰められる。多くの人間が何でギャンブルをするのか？それは間違いなく所得が少ない、と感じているからだ(一部のマニアは除く)。人よりカネが欲しいからやるのだ。隣のあいつより金を持ちたいからやるのだ。その証拠に、あの競輪所に来ているオヤジ達はレースにロマンなど求めてはいない。自分の張った駒(選手)が一番にゴールに飛び込むことだけを願っているのだ。それによって自分の懐に札束がうなるのを夢見ているのだ。みんなが腐るほど金を持っているのなら、ギャンブル人口はきっと大幅に減ってしまうだろう。
いつも思う。カネは悲しい。私もカネに操られまくっている。それは認めざるを得ない。カネに操られたくはない、とはみんなは言うが、それは多くの人々にとって綺麗ごとに過ぎない。みんなあがいているのだ。しかし、カネが全てではない、とみんなが心のどこかでは思っているような気がする。そう信じたい。たかが紙切れのせいで死んだり殺されたりなんて悲しすぎるではないか。
結論は出ない
乱れた髪 風になびく 土の匂い燃え尽きて
人差し指 風向き調べる 今日も降ってくれるといいな
