コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

スライディングアックスボンバーとは

それにしても大森隆男さんがチャンピオンカーニバル優勝ってのは驚いた。GET WILDの大ファンのワタシですら、今年のチャンカン諏訪魔VS潮崎で決まりだと思っていたのだ。曙と潮崎のリタイアがこのような結果を生んでしまったのだとは思うのだが、これは素直に嬉しい。前にも書いた事があると思うが、人生に疲れてきた世代のワタシにとって、大森隆男気仙沼二郎は見てて悲しくなるレスラーのツートップだったわけだ。一生懸命やってもうまくいかない、結果が出ない。空回りが見て取れる。後輩たちにもどんどん追い抜かれる。不器用が体全体から滲み出る。……現実の縮図ではないか。現実を忘れる為に見るプロレスで、より現実を突きつけられる思いがするわけだ。
しかしながら、それでも頑張ってきた人が報われる時、民衆はすべからく涙するわけだ。そんな人が一瞬輝く時、名場面が生まれるのだ。今回はまさにそれだ。会場の大森への声援は彼が示してきたプロレスへの答えだ。3カウントが入った時、ワタシも柄ではないが胸が熱くなった。プロレスだからと頭の片隅では思っていても、素直に湧き出る感情には逆らえない。勢いでiPhoneで「GET WILD」をダウンロードしてしまった……。またバックステージでのコメントもいいじゃない。プロレスで両親への感謝の言葉を述べたレスラーははじめて見た。新鮮すぎる。そして、かつてのパートナー、征矢も祝福のツイート。ワタシたちはいつかGET WILDが再結成される日を待っている。

明日はひとまず休み。野球でも見てのんびりしようか。

今日はこれしかない。内藤の「ロマンティックが止まらない」もそうだけど、入場曲としてはあまりにもダサいが故に逆に心に残る。