コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

The day breaks

一夜明け、興奮もやっと収まってきた。新聞はありったけ買いまくりいちいち堪能した。ほんの10年前、ダイエーホークスは本当に本当に弱い球団でした。優勝どころかAクラスに入ったとこさえ見たことがなかったんです。毎年毎年5月には優勝戦線から脱落し、あとはもはや応援するのもはばかられるような惨惨たる状態。思えばあのころの監督は田淵監督。いわゆる田淵暗黒時代、です。そして、あのころセ・リーグでダントツ弱かったのがタイガース。よもやこの2チームで日本シリーズを戦う日がくるなど、あの頃は思いもしませんでした。パ・リーグBクラス仲間はロッテ。本当に野球を見るのがつらい日々。といっても今のように簡単にパの試合は見られなかった。たまにあるテレビ中継とスポーツニュースだけが便りだったのです。

風向きが変わってきたのは、根本監督が就任して最後の最後まで優勝争いに絡んだ94年くらいからだったでしょうか。しかし、これは一発の打ち上げ花火に終わり、監督業は王監督に引き継がれた後、またしばらくは低迷したままでした。

98年。まず横浜が低迷チームの中でまず先にゴールしました。この年、パ・リーグでついにホークスは3位に食い込み、長年のBクラス生活にピリオドを打ちました。個人的にもこの年、風向きが変わったのをはっきりと感じました。そして、翌年ついにホークスは優勝します。私の長年の思いが結実した瞬間でした。後は皆さんの知るとおり、ホークスはAクラスがあたりまえの強豪チームになっていったのです。

この間、阪神タイガースは低迷しっぱなし。ホークスが優勝した99年、いつか阪神とやれる日がくるのだろうか、なんて考えたりしました。思ったより早かったです。ついに一回やったから、阪神はもういい。次はぜひとも横浜とやりたい。もはや見たい組み合わせはそれしか残ってないのです、私は。あと、ロッテはいつになったら優勝してくれるんだろうね。

時代に逆行して野球を愛するのは非常に気分がいいです。もう少し、この余韻に浸っていたい今日の私なのです。