コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

ダイヤルを回すだけでいいのに

ダイヤル式の電話はおろか、テレホンカードの使い方すら知らない子供たちが増えているらしい。時代は変わるものだ。
その一方で、アンティークとして黒電話が流行ったこともあるらしい。まったく何が起こるかわからないもんだ。私が子供の頃は、どの家庭も大体黒い電話だった。田舎に住んでいたからそうだったのかもしれない。
八戸に引っ越してきて、ウチはしばらく電話がなかった。しばらくして、クリーム色のプッシュホンがきた。それだけでとんでもなく新しいものが来た、と子供心にドキドキもんだったのだ。あれは結構思い出深い。あの頃、まだ電話がない家庭も結構あったもんだ。ウチもご多分に漏れず、そんな貧乏な家庭のひとつだったわけだよ。
今では携帯電話が普及して、固定電話をわざわざひかない人たちも結構いる。大学一年のとき、どうしても電話が欲しくて夏休み一生懸命働いて電話の権利と留守番機能付電話を買った。10万ほどかかった。夏の自販機補充のバイトはとにかく苦しいの一言だった。今でもたまに思い出すほどだ。留守番電話機能は実にいいものだ。歌を吹き込むよからぬ輩もたくさんいた。やれやれだ。まぁ、私もやったわけだが。その電話機は、なんとまだ使っている。コードレスではないので、かなり丈夫なのだ。実際、思い出深くて替えられない、というのもほんとのところだ。
今では携帯電話がメインになってしまった。auのパケット代が実に安いらしい。ほんとなら替えたいのだが、いまさら番号替えられないしな。初めてもった携帯の番号は、010−499−9194だった。見事に4と9ばかりで、さすがの私もちょっと嫌な気分がして一年程で替えてしまった。昔の電話番号って不思議と忘れられないもんだ。語呂合わせとかしてね。今までで一番忘れられない語呂は、「無残良い花」だね。

以上がなんとなく綴った電話にたいする私の思い、です。