コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

我慢がいきすぎるとそりゃ大変なもんですよ

ということで昨日の続きをば書いてみる。

点滴は一週間ほどでとれ、後はひたすら暇な時間ばかり。だけど、自由に動いていいのはそのフロアだけなので、暇つぶしの手段にも欠いてしまう。スポーツ新聞すら自由に手に入らないのだ。テレビも見るには見られるが9時消灯のためニュースは見られない。野球の結果を知るには、早起き6時からのニュースを見るしかないのだ。これは結構つらい。スポーツの結果なんてほんの30秒くらいしか取り上げてくれないので、見逃したらはいそれまでよ、なのだ。世の中の人は、パ・リーグの結果なんてどうでもいいらしいので、まともに取り上げてはくれないのが非常に悲しいというか。

そんな生活なので、本はとにかく死ぬほど読んだ。雑誌から小説から100冊は読んだ。大げさでなく。来る人来る人みんなになんでもいいから読むもの持ってきてくれ、と頼みまくった成果だ。

周りはじいさんばかりなので、特に親しくなった人もいないが、みんなホントに死にそうなくらい具合悪そうだ。でも、食事制限されているのは俺だけらしく、みんな好き勝手に俺の周りで食い放題食べ放題で正直非常につらい。隣に寝てたジジイなんて、普段からわがまま放題の上、消灯してからも2時間おきにリンゴ剥いて食ってんだもんなぁ。向かいのオヤジはせっかくスパゲティとかでてんのに食いたくない、とかぬかしやがって食わないし。俺の飯はそん時おひたしと味噌汁だけだったのに。俺の目の前でバナナとかお菓子とかガツガツ食うんじゃねぇっての。

そんなこんなで寝てる間に阪神は優勝した。なんとなく一生忘れない気がした。