コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

「My life as a dog」と「Wrestler」

最近、テレビの深夜映画をよく見る。別に狙っているわけではないのですが。たまたま<a href="http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD11927/">My life as a dog</a>をやっていたので録画してみた。これ、大学生の時ビデオで観たなぁ。とても好きだった。始まりのところでイングマルがことごとくツいてないのが当時とても泣けた。あの頃、この手のムードの映画が大好きで、一人イジイジ部屋でビデオ見てた。でも、楽しかった。当時はボクシングを見てなかったので分からなかったが、ガゼルパンチフロイド・パターソンから王座を奪ってスウェーデン初の世界ヘビー級チャンピオンとなったインゲマール・ヨハンソンを主人公の名前に引っ掛けてるんだな。ドラマのクライマックスで、このタイトルマッチのラジオ放送が効果的に使われてるけど。当時はぜーんぜんわからなかった。何でボクシングのラジオ放送をラストで使うのか。

そして、昨日の夜八戸フォーラムで<a href="http://www.wrestler.jp/">The Wrestler</a>を観た。泣ける映画だった。が、プロレス知らない人は正直さっぱりわけが分からない映画だろうし、プロレスガチ信者の人たちは激怒するかもしれん。結局、プロレスを理解してない人には全く無価値な映画であろうと思う。プロレスは八百長だ茶番だと馬鹿にするのはたやすいが、その八百長にどれだけレスラーたちが体や精神をすり減らしているか。そこがこの映画のキモなわけで。それがわからない人間は別に見なくてもいいんじゃない?分かる人だけ見よう!