コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡

昨日、「Shine a light」を観にいった時に、時間があったので久しぶりにタワレコに行ったのだが、レコード屋ってずいぶん風景が変わってしまってるんだね。もう見るからにロック好き、音楽好きのコアな人しかいない。昔は一般の人なんかもずいぶんいたもんだけど。って言うかそんな人ばっかりで、洋楽ロックの棚なんかじっくり見てる人はほとんどいなかった気が……。昔のレコード屋なんて流行のレコード買う人が9割くらいのイメージだったんだが。そうでないとビジネスとして危うくなるんじゃないかと余計な心配したくなる。
それに、さすがこの時代。一枚当たりの販売価格は昔に比べりゃ半値に近いよな。昔はCDなんて一枚3000円出して買うもの、って感じだった。輸入盤でも2300円くらい。それが今じゃ輸入盤の再発なら1000円ちょっとだもんな。昔の1000円CDじゃないんだから。今のガキは恵まれてるよな。あ、そういやガキなんかレコード屋にいないよな。みんなダウンロードで軽薄な買い方してんだろう。それが時代の流れとは言え寂しいもんだ。こういうことって頑固親父みたいで嫌なんだが、そう感じてしまうものは仕方ない。お手軽お手軽で何でもかんでも軽薄になってくのはまだしも、受け手の感性まで薄っペラペラになってんじゃどうしようもないわな。結局カネにならないもんが淘汰されてくのは資本主義の悲しい特徴だよな。

愛澤No1が引退とは……。今年の夏にみちプロ行った時にサインボールゲットしたのに。プロレスラーって今簡単に引退するよな。促成栽培で誰でもレスラーになれる時代だからなぁ。その分簡単にいなくなる、と。これも時代なのかね。ただみちプロだから、さくっとマスクかぶって復活とか普通にありえるけど。

まぁ、キンクス好きなんですけど、「アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡」を長年買いそびれていて長年の懸案だったんですけど、やっと昨日買いました。こういう「聴いてはいるけど持ってなくていつか買おうと思って何年も買えてないレコード」って買うのはずいぶん決断要りますよね。きのうもそんなCD他数枚を手にとって悩みに悩んでこれ買いました。大人なんですけど、そういうのバンバン買うほどの経済力はなくて。ちなみに他に手に取ってたのはストーンズの「BLACK&BLUE」、ビーチボーイズの「ALL SUMMER LONG」とRAMONESのファースト。意外にもこんな名盤群を持ってない私です。