コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

Romanticが鳴りやまん

内藤の劇的勝利に酔ったまま一日が終わる。僕の我侭を聞いてくれた関口は速達でDVDを送ってくれたので、足りなかった最終ラウンドと判定の下った瞬間を今日見ることが出来ました。

……正直、もらい泣きしてしまった。おめでとう、内藤。昨日は君のための夜だったよ。

だいたい、入場の時点から俺もう駄目だったもん。泣いちゃって。3度目の勝負にすべてをかける内藤の気持ちが痛いほど伝わってきてさ。月並みな言い方だと、背負ってるもんがビンビンに伝わってくるというか……。場所はボクシングの聖地、後楽園ホールだし。内藤の入場テーマである「Romanticが止まらない」が、あんなにカッコよく聴こえるとは……。この曲をセレクトする内藤のセンス自体、僕はもう好きなわけで。あぁ、いい奴なんだなぁ……、なんて思うんだ。

ベルトを巻いて泣きっぱなしの内藤の後ろで、またも「Romanticが止まらない」が流れる。あんな感激の瞬間にこんな腰砕けの曲が流れるのはどうかしてると思うのだが、なぜかあの瞬間は違和感を感じなかった。自分でも信じられないくらい、あのピコピコ音が心地よく感じられた。うわーん、語っても語っても語り尽くせないよ、昨日の感動は。

話は変わるが、向かいの家の人がいきなりいなくなった。家がいきなり売りに出された。僕と同じくらいの年の男と僕のお袋くらいの女の人が住んでいて、てっきり僕はうちと同じような親子二人暮しだと思っていたのだが、二人は夫婦だったということがわかった。驚いた。驚いた。しかし、そんなことより挨拶もなくいなくなったお向かいさんにウチのお袋はえらく腹を立てていた。人生いろいろですね。