｢空手バカ一代｣は、私のようなカジセンセー好きにとってはバイブルのような作品なのですが、この漫画で私が一番好きなのは、大山倍達先生が保証人にハンコをついて、いとも簡単に屋敷を騙し取られた後のやり取り。
殴り込みをかけようとする倍達を制止する妻、置八子に
｢置八子……。おれが家を取られて無様に逆上していると思わんでくれ。許せないのはこちらの親切、誠意、お人よし……。そういうものにつけこんで赤い舌を出してふてぶていく居直る根性だ。男は相手の信頼を裏切った時からブタになる。ただのブタならまだしも……キバを持って相手に噛み付きまわるブタは……ブチ殺されてもやむをえん！｣
さらに殴りこんでから、
｢お前はバカを騙したっ！お人よしのバカの信頼につけこんだっ！リコウ者、隙のないものを騙したのならまだしも！手放しのバカを騙すのは瀕死の病人の布団を剥ぐ手口だっ！｣
さらには、さぁぶち殺し！というその時、倍達を騙したチンピラの娘がおとうちゃんを殺さないでぇ！と止める。倍達はそれを見て拳を降ろすのだが、その時の台詞。
｢娘さんの涙に大山は負けたよ……。おそらくお前はよくよくのお人よし、と赤い舌を出すだろう。それでもいい。｣
シビレちゃうシビレちゃうシビレちゃう！！！おれもこの言い回し使いてー！特に｢赤い舌を出す｣使いてー！さぁ、誰かお人よしの俺を騙せ！この台詞を使わせろ！
☆☆☆☆☆☆☆
そんなくだらんことばかり書いていても仕方がないのだが、、。強風の一日。すごかったですね。北海道では死者も出たらしいじゃないか。一日家を出られなかったよ。
で、ボクシング。WBA暫定ミニマム級王座決定戦があって、高山選手が見事カルロス・メロを圧倒して、負傷判定ながら王座に着きました。負傷判定ってもバッティングで試合が終わるその瞬間まで高山がメロを圧倒。フルマークの判定だから文句無しですよ。今まで高山って甘く見てたけど、今日の出来なら新井田は勝てないよ。それほどまでのスピードと手数だった。まぁ、正規王者の新井田との統一戦が俄然楽しみになってきました。
オリックス谷が巨人にトレード。あーあって感じ。柔は嬉しいだろうがね。谷の劣化は凄まじいのでまた巨人は掴まされたね。うひひ。交換選手の鴨志田と長田は期待できますよ、茨島さん。
