コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

日々鍛錬

だんだんギターを思い出してきた。とはいえ、フォークギターでジャカジャカやるぐらいしか出来なかったんだが。恥ずかしながら、ピックを上下上下とやって弾くことが出来なかった。ごくごく基本的なコードを叩きつけるだけで満足してしまっていたんだよ。前よりだんだん上手くなってきているような気もする。バンド小僧たちはこれを中学ぐらいで乗り越えてきてんだからすげぇよなぁ。

私がギターを弾こうと思ったのは遅かりしかな、19のときだった。ロック大好きだったのに、聴くだけでそんな年まで満足してしまっていた。なぜ初めたのかというと、こうだ。テレビで「ドリフの大爆笑」を見ていたんだ。そしたら雷さまのコーナーにゲストで野口五郎が出てきた。高木ブーがギター上手いのは知っていたのだが、野口五郎がギター弾けるのは知らなかった。か細い声で弾き語ってるのを見て、なんか俺もやってやる!と思い立ってしまったのだ。だって五郎でも出来るんだぜ!

そして次の日、知り合いの赤坂君という人が使わないで部屋に放り投げていたクラシックギターを借りてきたのだ。弦がすべてガットなので、ネックは太いし押さえづらいしで大変だった。でも、なんとかC,D,Amくらい覚えたところで、質屋に行って7000円のフォークギターを買ってきたのです。ヤマハの。これが結構鳴るいいギターだったのだが、いかんせんちょっと壊れていてビビリ音がよく混じってしまっていた。そのうちFが押さえられるようになった頃、楽器屋に行ってzo-3、いわゆるゾウさんギターを買ってきたのだ。当時で30000円弱したような気がする。貧乏な私にとってかなり痛い出費だったがこれは今でもお気に入りでね、今日も鳴らしてたんだけど。
7000円ギターは貸してしまってもう手元にない。デシデシ君が保有している。僕は就職したあとあんまりギターを触らなくなってしまった。一応もう一本安いフォークギターは持っているのだが。なんか知らんが気がつけば安い楽器ばかりたくさん持っている。ブルースハープも8本くらいはあるし、ウクレレも。どれも中途半端だ。でもね、楽器に触って音出すと幸せな気分になるんですよ。それって大事なことだと思うんだなぁ。あ、でも一番熱心にやってたのは尺八だった。ギターのチューニングしてるときに、いまだに頭の中では尺八の音階が鳴るもんなぁ。ロツレチハですよ。和楽器というのは業が深いです。