コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

人のためによかれと思い

俺には分からないんだっ…。押しつけがましくないやさしさというものがっ…!!!!!(黒沢調)

この夏は、みちのくプロレスの夏の風物詩「ふく面ワールドリーグ戦」が行われるのですが、今年もどっかの会場には行きたいと思っています。サスケがスキャンダルまみれでも、みちプロ創世期から見つづけてきた身としては、いまさらどうのこうのないのです。来たら見に行くだけ。

かつてのみちプロは、日本でも屈指の面白さとハイレベルさを兼ね備えていたまさに完全無欠の団体だったのですが、たかだか10年でここまで落ちぶれるとは思いもしませんでした。93年の旗揚げからせいぜい97〜8年くらいまでかな、最高だったのは。かつては平日の田舎ヒラ興行でも500は堅いときもあったのに、今は下手すりゃ100人割り込む観客動員。内容もそれなりのレベルダウン状態。

「俺と一緒にビッグな夢を見ようぜ!」
以前、サスケは必ずこう叫んで興行を締めくくっていました。結局、彼が議員になって彼の成りあがり思考だけが満たされる結果となってしまったのですが。彼の夢は、かつてはみちプロが東北に根付くことだけだったと思います。あの頃のサスケやみちプロは本当に頑張っていた。私もみちプロが東北の娯楽として根付くことを切に願っていました。あれから10年たちましたが根付いたとは言えません。きっとこれからも苦難の道のりだけが続いていくことでしょう。それでも、いまでは細々とでもこの団体が続いていってくれればいいと思います。3000円と少しで、2時間ほどの楽しい時間を与えてくれるこの団体が、わたしゃ好きなのです。もともとプロレスなど興味のなかった私をここまで引っ張ってきたのは間違いなく彼等なのですから。
みちプロには興行というものが本来持っている、独特のいかがわしさとアットホーム感、そして僅かな非日常感がある。それがある限り、私はまた彼等のもとに足を運ぶことでしょう。

ホント、頑張れみちのくいつまでも、です。