コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

この街は僕のもの

夕暮れ時、高台に上って町がオレンジ色に染まるのを見た時、この街は僕のもの、と思った。でも、それは今住んでいる八戸のことじゃなくって。いろんな事考える。自分の事とか君の事とかあの人の事とか彼の事とか彼女の事とかお金がない事とかこれからの事とか忘れられない事とか大好きな事とか大嫌いな事とか。漠然としてるけれどもとても大きい不安感に押しつぶされそうだったあの時。

昔、10分程度の休憩時間でカレーを食べて帰ってきたあの人はやはり偉大だったかも。賞味3分程度でカレーを食べてしまったので、しばらくそれは「3分カレー」と祭り上げられていた。そんな話を今日した。
その食べた人は誰だかは言わなくても分かるだろ?Fで始まるあの人さ。

その人はカレーも食べたが、メロンパンも大好きだった。そこら辺においてあったメロンパンを俺が食べてしまったせいで、ものすごい勢いで詰問されてしまったこともある。俺より数段いい食生活を送っていたはずなのに、彼は食べ物に対する異常な執着心を隠そうとはしなかった。とても不思議だった。

みんな不思議だった。それまで食べ物に決め事や決意なんて持ったことのなかったワタクシはとにかく不思議だった。肉炒め定食しか頼まないあの人は冷奴食べる時半分以上醤油に浸るようにしてから食べていた。豆腐が黒かった。カレーに酒を大量にぶち込むあの人。重ねて不思議だった。

万物流転、時代は流れているのだ、ラララ・・・。