コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

アントニオ猪木をさがして

三連休も最終日、「アントニオ猪木をさがして」を観に行く。朝一で見てしまおうと一回目の上映に行ったが、家族サービスのお客さんが多くて結構混んでいた。インターネット発券は便利ね。半券に趣きがないが。まぁ映画に限ったことではない。

 


ステッカー貰いました。

 


猪木の古いファイトが見られるかな、と勉強のつもりで行ったのだが、実際はファイトシーンはほとんどなくドキュメンタリー仕上げの一品。プロレス好きの有名人や新日のレスラーに話を聞きながら、短いショートドラマを挟んで進行していく。特に良くもなく悪くもない感じだが、マニアには物足りないだろう。ワタシは平成に入ってからのプロレスファンなのでみんなが知っている昭和の新日本のことは結構知らない。それでもそう感じるのだから。

ただ、この映画はたぶん猪木と昭和~平成の時代を共に生きた我々世代の為の映画なのかな。プロレスファンならずとも、猪木がイラクに乗り込んでいったりベイダーにぶっ潰されたりというのは覚えているものだ。猪木が世間を騒がせた姿とそれを見ながら生きてきた自分の歴史。それを振り返ってしまう二時間弱なんだな。ショートドラマは間違いなく我々の世代の話だしな。まぁうまく書けないがそんな感じがした。

 

そして炎のファイターが各々の胸の中で鳴る中、我々は映画館を後にしそれぞれの生活に戻るのだ。明日からの仕事に戻るのだ。そういうことだ。