コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

子供じゃなけりゃ

定期的に聴きたくなっちゃう「君が僕を知っている」。ほんといい雰囲気の中、チャボのギターソロに聴き入ってしまうね。

 

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このテイクは清志郎の歴史の中でも名演の一つと思っているのだが、同じ日に数曲やっててね、その中の「サラリーマン」を今日久しぶりに聴いたのさ。

 


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この曲を聴いてた頃のことをいろいろ思い出してしまった。確か就職する少し前くらいのリリースだったな。当時RCがなくなって少し経ったくらいで、清志郎はドラマに出たりソロでいろいろ曲出したり、ニーサンズもやってたかな。僕はといえば就職先くらいは決まってたけど免許もまだとれてなくて大学の単位も少しばかり足りなかった。アルバイトくらいしか働いた経験もなく、ただひたすらに就職したくねぇなぁ、サラリーマンになるのやだなぁと思ってた。でも、結局金を稼がなきゃ生きていけないしさ。いろいろなことに飲み込まれるような感覚がすごく嫌だった。当時はサラリーマンなんて学生の100倍キツそうに見えた。

当時このシングル、買った気がする、アルバイトすらしたこともないはずの清志郎が歌うこの曲がとても心に響いたなぁ。みんな生きてんだ、抱え込んで。別にそれが尊いことではないけれど、生きていかなくては仕方ないんだ、なんて思ったのを覚えてるな。

今ではどっぷりサラリーマンもいいとこだけど、あのころの気持ちと部屋の風景は忘れられず心のどっかに引っかかったままだ。94年か。