コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

歪め、記憶

眠たい……。風邪はまだ治りません……。大体、仕事しながら医者にも行かず薬も飲まずに治そうというのが無理無理だ。

学生の時はそんなノリだったが、今はあのときほど体力がないのでいろいろ長引く。あの頃は食中毒さえ自然治癒させたワタシです。←これは危ないので真似しないように。風邪が全然治らなくて困っていたとき、同じアパートの瀬戸君が近所の医者でもらって余っていた薬をくれたりしたこともあった。流行りの風邪だったので、ドンピタ効いて治ったね。とてもいい人だった。瀬戸君。ちなみにその近所の医者の名前は「デクノボー医院」と言った。宮沢賢治が深く浸透している盛岡ならではの名前だね。

あの頃の学生なんて、風邪引いても病院行かずに自然治癒なんて奴がたくさんいたと思う。足立だって、最近見ねぇなーとか思ってると、大体風邪引いて倒れてアパートから出られない状態だったり。あの頃は携帯電話とかないからさ。あいつ最近見ねぇよな、なんて普通にあってさ。数日だったら別に心配もしなかったもんな。で、さすがにどうしてるかな、なんて部屋に行くと何も食べずに倒れてるからいろいろ買っていってやるんだよね。あいつ、凄い偏食だったからジャンクなもんしか食わないの。から揚げとか。すごい風邪引いてるのに。

いろいろ思い出した。

上田通りに弁当屋があってさ。足立の部屋で徹夜で麻雀して、朝にお開きになるじゃん。で、少し寝て腹へって起きて。すると、足立が決まってそこの弁当屋に連れてくの、俺を。何でも朝一で行くとから揚げ弁当のから揚げの盛りが多いんだと。何度も何度も行ったなぁ、あの弁当屋。起きていきなりから揚げ弁当とか食えるのもあの時代だったからだよな。今だと戻してしまうわ。

こうして書くとあいつ、から揚げばっか食ってるように思えるけどね。実際そうだったし。でも、他にも楽園で焼き飯食ったり水餃子食ったり、いろいろあいつとメシ食ったり酒飲んだりした時間は覚えてるね。不思議なもんだ。