コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

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不器用で困る。文字通りの意味で。携帯電話の画面に保護シールを張りたいのだが、どうしても空気が入ってしまう。いったいどうすればいいんだ。指が太いってのもある。深爪気味だってのもある。でも、決定的に不器用なんだ。僕は。絵も下手だ。猛烈に下手だ。もっと言えば書く気もない。おそらく絵なんて20年近く描いてないかもしれない。工作も嫌いで、出来なかった。高校の時、石膏でなんかを作る課題があって、同じクラスの南ってやつとプロレス雑誌を参考にしてなんか作った。二人ともひどい出来で、成績は下からワンツーフィニッシュつけられた。美術室から教室に持って帰って、その石膏を叩き割った。苛立ちとかそんなんじゃなくてさ、割らずにはいられないほどひどかったんよ。ちなみに僕はリキラリアットを作った気がする。

僕は不器用だからしゃべる言葉を増やした。絵が書けないぶん文字を書いた。たぶん人より多めに書いた。そして、そんな程度では何も表していないのと同じだと思った。僕は不器用だ。でも、そんなものさ。