コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

さらば黒沢

今日は朝から衝撃でした。「最強伝説黒沢」が突然の最終回。しかも黒沢が突然死してしまうという衝撃のラスト。非常に打ち切りくさいような気がするのだが、最終回としては福本先生が充分に用意してあった感じがした。ただ、もう少しいいストーリーの上でこのラストを持ってきてほしかったなぁと。おそらく編集部との折り合いが悪くなったのか、ここ二回の流れはあまりに突然だった。

しかしよー、ビッグコミックオリジナルもなんでこの漫画を切るかね?俺に言わせりゃもっと打ち切っていい漫画たくさんあるだろうに。「風の大地」も「釣りバカ日誌」もいつまでやってんのよ、ってさ。ページ開きもしないよ。「あぶさん」だって最近は見てないぜ。小学館、おかしいんじゃないの?福本信行先生の本質に一番近い漫画だぜ、これ。初期の頃に力不足で出来なかったことを今の実力でしっかりこなしてる。最高傑作だと思うのに。福本先生は「アカギ」や「銀と金」とかでのロジックが人気を呼ぶきっかけになった人だけど、あくまでそれは福本先生の得意技の一つでしかないわけで、本質は明らかにこういう人間の葛藤とか報われなさとか情けなさを表現することであり、しかもそれを笑えるものにしちゃうという素晴らしい技術が今の先生にはあるわけで。この漫画が人気を取れないのだとしたら、もはや読者層でしょ、問題は。掲載誌を間違えたんだろうね。出版社側が悪いと思うよ。漫画は嗜好品で好みの問題だとは思うけど、明らかに戦略ミスですよ。きっとこの漫画は再評価される日が来ると思います。

気分を変えていったことない銭湯に行ったが、ハズレ。求人もハズレ。また明日、ですかね。