コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

こんなこと書いて大丈夫なんだろか

ここ何ヶ月か引っぱってた取り立てがやっと今日終わった。192万円也。ふー。

結局なんでこんなに難儀していたか簡単に書くと、こうだ。
某業者に車を販売してもらったのだが、その某業者が客から金を集金したあとそれをこっちに支払わないで飲み込んでしまったのだ。それも二台分も。何回かそのような形式で商売をしていて何事もなかったのでついこっちも油断した、というわけだ。
とにかくてこずった。何せ向こうから、
「○日に払うから○日の□時に来てくれ」
と連絡があるのだが、行くとすっぽかされる。それを10日おきくらいに一ヶ月以上何度もやられた。今思えばそれは向こうの時間稼ぎなのだろうが、その時点ではとにかく向こうを信じて集金に行くしかなかったのだ。何せこっちは金貸しではなくあくまで車屋なのだから無茶な手段はなかなか取れないし取りたくもなかったのだ。
ついに店長同伴で交渉に行ったにも関わらず、それでも逃げ回り誠意を見せない相手にこっちも痺れを切らし、ついに自宅前での張り込みを始めた。後で分かったことなのだが、自宅には住民票はあるのだが奴はそこに住んでいなかった。帰ってこない相手を待ちつづけること3日目、ついに捕まえた。そこからはうって変わってかなり強面な追い込みをかけた。結局金は使ってしまってない、ということなので親の自宅を担保に金を借りさせることにした。同棲してる女も交渉に巻き込み、なだめたり脅したりすかしたりしてとにかく逃げないよう釘を刺す。幸いにして親はそれなりの屋敷を持つ農家だったので、金を借りること自体は何とかうまくいった。
そっからはとにかく連絡が途切れないよう毎日監視と脅し。用もないのに携帯に電話も毎日入れた。俺からの電話にでなかったら、その瞬間に車を納めた客のところから車を強制的に取り上げてくるぞ(現実的には客は善意の第三者に当たるのでそれは不可能なのだが)、とハッタリをかましておいたら何とか向こうは言うことをきくようになった。そして晴れて今日、その金融機関から金が振り込まれたのですかさず取り立てた、というわけだ。

でも、これはたまたまうまくいっただけで、向こうに
「金はない。払えないものは払えない」
とケツをまくられたら実はこっちはどうしようもないのだよ。実にラッキーだった。まぁ、そこは泣き落としもうまく絡めていって開き直らないように注意はしてたわけなんだけどさ。