コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

stop your sobbing

一進一退、現状維持。結局何も変わらず、懸念材料のみが増える。参るのう。

しかし「電車男」ってこんなに世間に食い荒らされるための絶好のエサになるとは思いもしなかった。電車男なんかと住む世界が全然違うオレンジレンジが主題歌なんてね。ネットのおとぎ話だったあの話が本になり漫画になり映画になってゴミ以下の価値しかなくなってしまった。世間で表現を商売にするということはすなわちそんなことなんだろうが、まぁ、夢がないよな。その消費に耐えうるほどの質のあるものではなかったんだろうけどね、「電車男」。
私は「電車男」の映画観たい、なんて人にはちょっとついていけないかもしれない。あんなのはせせこましい世界の話だからよかったんであって、はじめの頃のくだらない感じやどうしようもない感じがなくなって、微妙なリアリティの上に乗っかった二の次のドリーマーな部分だけが強調されて世間に出てる。だから勘違いした若者が増えるんだっつうの。自覚しなよ、All people。っていうかいいかげんに分かれよ、日本人。まぁ、とかなんとか言いながら興味もなにも全然ないから本当はどうでもいいんだけど。こないだ「電車男」の漫画をいかにもなピアスした兄ちゃんが買ってったのを見かけたから書いてみただけです。

黒沢の6巻が出てたのではやいとこ買いに行かなくては。