ブルーハーツのライブCDが届いた。もう涙ものの素晴らしさ。15歳の僕を完全にノックアウトしたヒロトの声がそこにあった！ヒロトってある時期から声が変わってしまったものなぁ。今の声も好きだけど、ブルーハーツ初期の声がまた好きなんだよなぁ。曇ってる声を必死で出してる感じが本当に好きだった。
メジャーデビュー寸前の彼等の演奏は本当にヘタクソなんだけど、今は持ってない勢いがあるんだよなぁ。この勢いが、ロックンロールマジックが生まれる大事な要素だと思うんだよね。ヒロトのハープやマーシーのギターもボロンボロンなんだけど、それすらも嬉しいというか。
すべてが嬉しいのだが、個人的には「TOO MUCH PAIN」が聴けたのが本当に嬉しかったです。後の｢HIGH KICKS｣に収録されたバージョンとは一味違います。あのバージョンもバンドスタイルでよく出来てると思うけど、初期バージョンはヒロトとマーシーの二人だけで演奏するんだよね。
このあと爆発的に売れてしまったブルーハーツは、ファンが求めてくる身勝手なイメージに付き合いきれなくなって寡黙になっていくんだけど、このライブはその前の本当にのびのびした姿が収められています。ある意味、今のハイロウズはこの頃から一回りして同じようにのびのびしていると思います。
ストーンズのライブ盤を買うのを忘れてた。買いに行かなくては。
