コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

俺だって

いつの頃からだろう。テレビを見たりして世の中の流行りを知ることが億劫になってきたのは。まぁ、子供の頃からそんな人だった気もするが。私達がティーンだった頃、とんねるずダウンタウンはものすごい売れっ子だった。でも、全然面白く感じなかった。良さが全く分からなかった。ナインティナイン?ひとめみてつまらないと思ってしまうよ。私はドリフ世代だ。ドリフこそリスペクトだ。ひょうきん族も全然興味が無かった(しかし、いまになってCSでみると結構イケたりするが)。

つまりなにが言いたいかというと、ほんの何年か前はそんなことも強烈な主張として生きていくことが出来たわけだが、さすがに年月を重ねていくと、ただの頑固ジジイ的な扱いをされることが多くなってしまうのだ。かといって、無理矢理流行りを知ろうとすると、ずいぶん隙が多くなってしまうものだ。昔、ストーンズが初来日した頃、オヤジたちは居酒屋でヌケヌケといったものだ。
「おやっさん、ミックジャガー(肉じゃが)一つ!!!!!!」
オヤジ達は、「俺だってミックぐらい知ってるんだぜ」ってなもんで心の中でかちどきを上げていたことだろう。

こういう歳のとりかたはしたくねぇなぁ、なんて思っていた私である。でも、今になって彼等の気持ちもわかるような気がするのだ。気がつきゃ
「俺だってt.A.T.u.ぐらい知ってるんだぜ!」
てなことを口走る俺がいるのだ。嗚呼。

しかし、いくらかわいいロシア娘達がいろんなスキャンダルを撒き散らしていても、私に刷り込まれたロシアに対する先入観と言うか固定観念はもはや拭い去れないものがある。すべて君が悪いのだ。君だよ君。日本ハムのエースだった「西崎」を、大学入ってから素直な目で見ることが出来なくなった如く。それは君のせいだよ、君のせい。