コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

Let it be

老人が行方不明だとか。そりゃ生きてることにすりゃカネがザクザク入ってくるもんなぁ。酷い話だ。やっぱ、カネ、カネなんだよなぁ。悲しい話だね。

うちのオヤジとおふくろは昔よくカネの事で喧嘩していたもんだ。子供心に本当に悲しかった。ちっぽけなプライドと意固地と卑屈がぶつかり合った結果、うちの家族はバラバラになった。別に今となってはそれも大して悲しくはない。こうなるべくしてなったのだ。むしろ終わりが結構引き伸ばされてよかったよ。

僕はビートルズのラストアルバム「LET IT BE」は意外と好きだ。通なら大して評価しない<a href="http://www.youtube.com/watch?v=PBgjysQA6Cc&feature=related">LET IT BE</a>という表題曲は好きだな。似たような曲調のLONG AND WINDING ROADはあまり好きではないがね。LET IT BEには深い悲しみがある。僕が昔味わったあの感じがある。まさに「なすがままに」なのだ。歌詞は若干前向きっぽく書いてあるけど、深い絶望が感じられて仕方ない。

まぁ、できればあの感じはもう人生で味わいたくはない。僕もだいぶ年を取っているからきっと次も耐えられるだろうが、やはりまっぴらごめんだ。ヘラヘラ笑って生きて生きたい。若いときにそう思って、自然と自分の行動にはいくつかの決まりが出来ていた、ってワケだ。それがいい事なのか悲しいことなのかはわかりはしないが、そうやって生きてるわけだ。

8月、お祭り真っ盛り、今年もあんまり関係ないが。