コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

僕パンクロックが好きだ

今日も今日とて仕事始まるわけですよ。し・ご・と・き・ら・い。とか80年代風の文章を書いていても仕方がない。

今日までジムが休みなので久しぶりにじっくり野球を見たのですが、グダグダの引き分け。語るべきことなんか何にもねーよ。

しかたないので音楽の話でも書こうか。よく音楽とプロレスと野球の話しかねーじゃんとご指摘を受けるのですが、僕は偏った人なので仕方がないのです。っていうか、偏ってない人間なんて興味が湧かないよな。

私が本格的に音楽を聴きはじめたばかりの頃、ブルーハーツの「パンクロック」にでてくる、
♪僕パンクロックが好きだ 
 中途半端な気持ちじゃなくて
 あぁやさしいから好きなんだ 
 僕パンクロックが好きだ♪
という歌詞の意味が分からなかったんだよ。その頃の僕はときたら、パンクロックなんて体中に安全ピン刺してる怖い人たちの音楽だと思ってたんだよなぁ。(ちなみにブルースといえば一番初めに思い浮かぶのは柳ジョージという体たらくだった。)
でもそれからすいぶんレコードを聴きあさるようになって、そのうちパックロックという言葉には弱さと繊細さばかり感じるようになってしまったんだよね。

なんつうか、ぱっと見で捉えただけじゃなくてもうちょっと考えたり感じたり見たり触れたりやってみたりしないと本当のことは分からないんだ、という当たり前のことがやっとそこで分かった気がするんだよね。そういうことをしないのは損してんのと一緒だって言うかさ。人よりずいぶんそれに気づくのが遅かった気がするんだ、僕は。

僕にとってはそんな感じで、ロックンロールってのはモノを考えるきっかけをくれた恩人みたいなもんでね。もちろん世の中には嘘や欺瞞も死ぬほどあるわけで、その恩人だってご多分に漏れず平気で人をだますから、信じられるものなんてそうそうないんだけど、ならばせめて騙されたときの責任くらいは自分で背負わなきゃなぁと思うきっかけが音楽だったというか。

そういうきっかけは一冊の本だったり誰かの言葉だったり人それぞれ違うんだろうけど。僕は若い頃
「音楽なんかに何を求めてんだよ、バカじゃねぇの」
とひどく笑われたことがあって、そんときはかなりクソッタレと思ってたけど、実はそいつらだって大して違いはないんだよなぁ、なんて大人になるとやっぱり分かるわけで。

字数が尽きた。まぁとにかく考えようぜ、ってこった!