コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

二人でドアを閉めて二人で名前消して

ローソンで「ナツメロクッキー」というCD一枚入ったクッキーが売っている、という情報を戴いたので、早速買いに行く。何件かまわってやっとゲット。おめあてのCCBは売りきれていた。尾崎紀世彦の「また逢う日まで」を買って帰る。じつにグレイトなアイテムだ。オマケ商戦もここまできたか。しかしお菓子とは思えないほどエグイ柄の箱だ。それで思い出したが、ヤンエグ=ヤングエグいとからかわれていた吉野さんは元気かなぁ。

デシデシ君の日記にブルーハーツの「DUG OUT」の話が少し出てきたので、私も便乗してこのアルバムへの思いを少し書いてみようと思う。
この頃のブルーハーツにはじつに思い入れがあるのですよ。「STICK OUT」「DUG OUT」を出したこの頃は本当にバンドの黄金期だった、と思う。それが解散前の最後の燃焼だったとは当時は全く気がつかなかった、のだが。
ともあれ、この2枚は私の大学時代の思い出のバックミュージックだ。”夜の盗賊団”の
”今夜多分雨は大丈夫だろう 今夜5月の風のビールを飲みにいこう”
このフレーズが本当に大好きだった。確かに僕たちは盗賊団にはなれず、むしろ何かを強引にむしりとられるような生活をしていたのではあるが(笑)。当時、私の生活のバックには必ず彼らの歌が流れていたのだ。思い入れが強すぎるんだよね、この2枚は。「STICK OUT」を聴きながらいろんな事を歯を食いしばるように耐えていた。「DUG OUT」が出た頃には僕の生活は少し変わってしまっていて、ビールを飲んでヘラヘラ笑って生きていこう、なんて考えて毎日を過ごしていた。早い話が、とても苦しく楽しい毎日を、この2枚と共に過ごしたのだ。

デシデシ君と鈴木さんを誘って花巻に彼等を見にいった。あの時、これが最後になるなんて思いもしなかったよ。ライヴの帰り道、確かに5月の風のビールを飲んだ気がする。デシデシ君は運転係だったので飲めなかったんだけどね(笑)。