コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

Well I lost a lot of love over you

いつものとおり、休み仕事をこなしてしまうともう夕方。一休みしてから、仕事上の付き合いのボウリング大会に呼ばれたのででかける。

もうたいしたスコアは出ない。ひさしぶりにターキーが出たが、もう6年ぶりくらいだったりする。結局6位になったが、商品は取引先の人にあげてきた。飲み屋の割引券じゃ、俺はなかなか使えないのだ。

ボウリングといえばマッハランド。大学一年のときに死ぬほど通った。盛岡に来た頃の俺のハイスコアは50そこそこだったのに、一年たったら209まで伸びていた。4倍だって。俺がどれだけ投資したか分かるだろ(笑)。あれから干支が一回りするくらい時間がたった。でもあのときの商品である「ガードワン」は、まだ家に鎮座なさっている。
早朝ボウリングに行き、昼と夜にも行き。まったくなんでそんなに狂ったのか自分でもわからないほど。藤田君との名勝負、195対194は俺の心のベストバウトだ。その次のゲームでは、6連続ストライクも記録した。あの日は、我ながら何か取り付いていたとしか思えない。今でもあの日のことを思い出す。いつのまにか投げるのを止めて、俺らに見入っていた隣のオヤジ。最後の一投であと7本倒せば俺に勝つ、ということで、投げる前からニヤついていた彼の表情。「うはははは、ぬかったな」と言ってボールをセットした彼の姿。そのゲーム、ほとんどヘッドピンを外さなかったのに、明らかにヘッドピンからずれていったあのボールの軌跡。投げた瞬間、頭を抱えて膝から崩れ落ちた彼の後姿。ボールがピンにぶつかりはじけ飛んだとき、ピクリともしないで残った五本のピン。

まさにツワモノドモガユメノアト。今もマッハランドは営業しているだろう。あの日の記憶を残して。駄目だ、書いてて笑いが止まらない(笑)。