コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

月で出会ったかわいいベイベー

ポイントポイントでいい加減ウザクなってきたぞ、今の日本。ポイントに名を変えた単なる顧客囲い込みはやめようぜ。俺は嫌だよ。いや、ポイントが嫌なんじゃない、いちいち店ごとにポイントカードがあるのが嫌なんだ。もう全部一枚のカードで用が足りるようにしてくれ。財布のポケットにもう入りきらないぞ。
だからよー、どっかやるとすぐマネする日本の風潮がよくない。単なるマネじゃなくて、二番煎じを狙うから嫌なんだ。そんなセコイ感じが。単なる面倒くさがりとか言うなよ。お前の言う通りなんだから。

若い頃、僕と藤田君はよくそんな言葉遊びで遊んでた。例えば、たまたま買ったジュースが同じだったりすると、
「この二番煎じが」
と相手を罵っていい事になっていたのだ。その競争意識はだんだん激しさを増していき、日々つまらないことで議論となった。カルピスウォーターより伊藤園の出してる乳清ウォーターのほうが美味いとか、スヌーピーよりミッキーマウスのほうが王道だ、とか。もはや真似したとかしないとかいう形すらどうでもよくなっていた。要は言い負かしてしまえば勝ちなのだ。あ、一番熱かったのは冷凍食品のマッシュポテトである、「ABCポテト」と「アンパンマンポテト」のどっちが美味いかという論議だったのを今思い出した。当時、スーパーではABCポテトのシェアが勝っていたのだが、どうも僕の口には合わなかった。そこでABC大好きな藤田君(当時23歳)と議論スタート。前の晩に買ったアンパンマンにいたく感動したワタシ(若干18歳)、熱弁振るう振るう。藤田君、負けじと反論。無論、こんな不毛な議論に勝敗などつくわけはなく、一週間ほど言い合いがあった後、簡単に忘れ去られてしまったのだが。って言うか一週間も戦ったのか、俺たち。でも、くっだらないことでも人と違いたいって言うのは若さの特権だし、俺は好きだね。そういう姿勢は。

懐かしくなり、さっきググってみたら、今でもどちらも存在はしているらしいが、アンパンマンポテトのシェアがABCを逆転しているらしい。20年経ってワタシの正しさが証明されたのだ。グッハッハ!