素晴らしかった。日本が連覇してしまうなんて。大会運営にはものすごく不満はあるが、ともあれ優勝である。前回大会も素晴らしかったが、今回もまた違った感動があった。
テレビを見る。これだけ日本中の老若男女が熱くなれるスポーツはやはり野球だよ。ある意味、野球というスポーツが戦後を生きる日本人のメンタリティとなっているということ。この事実を重く重く感じた一日でした。
さらに、今回はイチローというスーパースター選手がスランプ状態のまま徐々に大会を消化して行って最後にドラマの主役になった、という素晴らしいドラマがあった。手前味噌ながら僕はずっとイチローがこのまま終わらないと言いつづけて来ましたぜ。その根拠は、イチローという選手が間違いなく今の日本人野球選手の中ではトップの選手であるということ、この一点ですよ。つまり、ナンバーワンの選手の状態がどうかなんて、他の日本人には絶対分かるわけないんですよ。見た目打てなくても、いつか必ず打つ。だからナンバーワンなんだという確信があったんスよ。長年プロ野球を見てきてるからこその確信があったんス。まぁ、あそこまでドラマチックに演出された舞台が用意されて、そこで打ってしまうという最高のドラマまでは予測できなかったな。
松坂MVPっていうのはないな……。個人的には岩隈、彼以外にいないよ。
