コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

sock it to me baby!

前にこの日記でちょっぴり書いた、Otis Reddingの「live in LONDON and PARIS」が届く。昨日のクロマニヨンズに続き、今月はあと「特捜最前線」のDVDボックスもアマゾンで買ってしまっているのでカネがとてもきついのですが、まぁ、、、いいんです。

偉大なる名盤「LIVE IN EUROPE」の完全盤ともおぼしきこのアルバム、ヨーロッパツアーの編集盤だったのですが、今回のパリのほうがだいぶかぶってる感じ。それでもデジタルミックスが施されているのか、より細部まで音が聴こえてくるね。このツアーはオーティス単独ではなく、スタックスのツアーなので、最後の「try a little tenderness」の最後のほうで乱入してくる他のミュージシャンの声までバッチリ入ってます。
それにしても衝撃だったのはロンドンの「try a little tenderness」の最後における、オーティスのテンションの上がりっぷり。シャウトが行き過ぎて声にならないくらいまでイっちゃってる。このワンテイクだけでもこのCDの価値があるよ。これは正規盤ではレコードに出来ないわ。すごすぎて笑っちまうくらい。人間って、あまりにもすごいのに出会うとうまく表現できなくてなんか笑っちまうよね。まさにあんな感じになっちゃう。
しかしすごいわ。初めて「LIVE IN EUROPE」を聴いた時のあの頃の感じとか感覚とかを思い出してしまった。92年の夏だったな。たしか買ったの。どのアルバムをいつ買ったか、なんてあんまり覚えてないんだけど、これは覚えてるんだ。すごくショックで。夏休みのアルバイトが結構きつくてさ。帰り際にレコード屋に寄って衝動買いしたんだよなぁ。暑さがよりむさくるしくなって、でもガツーンって感じがいつまでもいつまでも残って、何度も何度もウォークマンで聴いてた。ボリュームを上げるほどにすごく心の奥深くまで届くような気がしてね。