コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

判定職人であり安定王者の新井田豊

午前中仕事して病院に行って薬貰ってきて帰宅して昼寝してテレビ、という僕の休日ゴールデンパターンです。なんといわれようが過ごしよいので仕方ない。

今日は、WBAミニマム級チャンピオンの新井田豊が6度目の防衛戦を行ないました。相手は、以前負傷判定で微妙な採点で勝ったフィリピンのエリベルト・ゲホン。今回は白黒はっきり決着をつける!との意気込みで新井田は試合前からずいぶんやる気に見えました。
で、やはりコンディションを万全に仕上げてきた新井田。ボクシングはコンディション作りが試合の結果を左右するといっても過言ではない競技だと僕は思っているのですが、そういう意味で今回の新井田は万全中の万全。序盤はやや距離に苦しんだものの、4ラウンドくらいからは素早い出入りで完全に試合を掌握して完勝。新井田の明白な勝ちは何年ぶりだろうか。リーチで17センチも違う選手の懐にいとも簡単に潜り込み、パンチを決めて素早く距離を取る。潜り込んだ後のパンチが連打で決まったら倒せたのかもしれないですけど、そこは用心深い新井田のことなのでどうしても単発になりがちですが、相変わらず有効打をジャッジに印象付ける、という意味では完璧な作戦だよなぁ。
WBCの対立チャンピオンであるイーグル・デーン・ジュンラパン(イーグル京和からリングネーム変更)との統一戦が実現寸前のため、今回も試合後にイーグルがリングに上がってアピール、というか写真を撮らせてた。実現したとして、僕の予想としては決定力の差でイーグルが6-4で有利と見てますが、新井田が得意のジャッジ泣かせ判定で微妙な判定を持っていきそうな気も大いにするし。5.5-4.5でイーグルかなぁ。ほとんど差はない気がするなぁ。こういう時はコンディションをうまく作ったほうが勝つんだよね。なんにせよ、実現して欲しいものです。そして、日本では初のタイトル統一戦となるのだから、両者に納得のいく報酬が支払われることを祈るばかりです。