コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

またねじゃない、本当のさよならだ

今日は日本がワールドカップ初勝利を上げた記念すべき日となったが、サッカーには大して詳しくないワタクシは、あえてボクシングの話をかきたい。まぁ、しかしながら、日本代表の皆さんおめでとう。そして本当の熱狂的なサッカーファンの皆さんも。

そんなこんなで、今日はWBCIBFヘビー級タイトルマッチ、レノックスルイス対マイクタイソンがありました。茨島先生に無理言ってWOWOWでの生放送を見せてもらいました。明らかに気負いすぎで初回固かったルイスをタイソンが攻め切れなかった時点で、この試合は決まってしまいました、結果論としては。二回以降、ルイスはじょじょに冷静さを取り戻し、いつもの突き放すジャブがさえてきて快調に飛ばしました。それに対しタイソンは、やはり年齢による衰えか、ルイスを追う脚がありませんでした。
ジャブでコントロールされ、じわじわと痛めつけられた8回、ついにルイスのアッパーがヒットしてタイソンダウン。立ってきたところに冷静に右のスウィングを狙い打ち。タイソンは10カウントを聞かされてしまったのです。

タイソンはもうこれ以上の上がり目はないだろうが、まだ引退しないで戦うだろうと思われる。しかしながら、タイソンの落日はついに今日はっきりしたんだと思う。今までスキャンダルにまみれながらも何とかヘビー級の中心に居続けたタイソンだが、ついに今日はっきりと終わったのだ。あの強かったタイソンはもう居ないのだ、ということを痛烈に感じさせられました。