コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

sandinista!

クラッシュの「sandinista!」を流しっぱなしで週末が暮れゆく。いわゆるパンクサウンドを期待するのなら全くいただけないアルバムだが、そういう枠を外すと意外と聴けるのだ、これ。面白い。

ヒロトが「藤兵衛どん」を名乗ってベートベン曲を歌付きで歌うCDを買ったのだが、楽そうな仕事というだけで何の面白さもないなぁ。DVDつきなのでヒロトの元気な姿が見られたというだけだな、こりゃ。なんかのタイアップなんだろうか。買わなくてもよかったかぁ。でも、買わなきゃ買わないでこういうのはあとから失敗したと思っちゃうからなぁ。

昨日、粟生の防衛戦の前座で出たニカラグアのローマン・ゴンザレスという選手はありえないくらい凄かった。ミニマム級という最軽量のクラスにも関わらず、戦績は14戦14KO無敗。昨日は前戦で新井田の世界タイトルに挑んで判定で負けたエリベルト・ゲホンを1ラウンドで倒しちまった。ゲホンも世界4位でけして弱いボクサーじゃないんだけど。しかも特筆すべきはほとんど右を使わず左1本で倒してしまったことだよ。右は数回振っただけ。フィニッシュも左のフックを上にかましておいて朦朧とさせてからドンピシャのレバーブロー。ありえねー。ミニマム級だぞ、これ。アウトボクサーのゲホンに対して、一貫して距離を潰してたのも凄い。長いジャブを突く暇すら与えない鋭い追い足。なんせ1ラウンドで終わったのでディフェンスとかまだ未知数のところはあるけど、攻撃力は間違いなく一級品。新井田もイーグルも危ないって、これ。

一方坂田対デンカオセーンの世界フライ級タイトルマッチ。テレビで観られないんでネットの速報だけ追ったら坂田が辛くもドロー防衛らしい。スロースターターで無尽蔵のスタミナを誇る坂田の特徴が如何なく発揮された試合だったらしい。前半はダウンを取られたりさえない流れだったのに、後半からジワジワ追い上げて根負けさせての判定だったみたい。坂田みたいなスタイルはジャッジに評価されづらいスタイルなので、ドローということはそれなりに坂田のいい流れだったんだろうなぁ。スタートダッシュ型の内藤とは絶対面白い試合になると思うんだけどなぁ。