久しぶりに酷い贔屓判定を見た……。
さっき行われた矢代義光(帝拳)-三浦隆司(横浜光)の日本タイトルマッチは0-1で引き分け、王者矢代のドロー防衛となったのですが、ぜったいにドローなどありえない試合だった。三浦は矢代から二度もダウンを奪っているし、他のラウンドでも効果的に右ジャブやフックを決めていた。どんなに厳しく見てもダウンを奪ったラウンド以外に2〜3ラウンドは取った筈。ダウンを取ったラウンドは10-8がつくはずだから、どう考えてもドローの判定は出るはずがない試合だった。なのにドローをつけた二者。この二人はサスペンドすべきだろ、どう考えても。おかしすぎるよ。まぁ、こういう判定が出ると、背景にいろいろ憶測が飛び交う。矢代がいまだ無敗の選手であること。そして所属が日本で一番力を持つジムである帝拳であること。もちろん矢代は悪くない。おかしいのはこのような判定を下したジャッジである。明らかに力のある帝拳に擦り寄ったジャッジ。負けの試合をドローにされて、当の選手が傷つかないと思っているのならあまりにも浅いと思う。これから矢代は酷いバッシングにさらされるのだし。そして王座を取り逃がした三浦の人生をも狂わしてしまっているわけだ。タイトルマッチってのは取り返しがつかないんだぜ。チャンピオンになるのとランク一位で終わるのとじゃ雲泥の差があるわけだよ。即リマッチしたってそれで仕舞いになるわけじゃないし。
かつて、帝拳の池森が仲に挑戦して不当判定で敗れた時に、
｢こういう判定がボクシングを駄目にするんだ！｣
みたいなことを言った帝拳の会長、今回もちゃんとコメント出してくれるんでしょうな？自分のとこだけはきっちり守るってのは大人としては立派だけど、業界のリーダーという立場としてはマズイんじゃないですか？ボクサーにとってひとつの勝ち負けがどれだけ重いか知ってるはずのあなたじゃないですか。それともあの試合がドローで妥当だと言い張りますか？
それにしても酷い判定だった。亀田関連を抜きにすれば、僕の印象に残ってる糞判定試合殿堂入りだよ、これは。
辺丁一vs薬師寺保栄(第一戦)
グレート金山vs川益設男(第一戦)
小松則幸vsトラッシュ中沼(第一戦)
あたりと並ぶね、こりゃ。上記の試合は全部リマッチが行われたけど、三浦とのリマッチ組まれるだろうか……。
