コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

pacman!!!!

勝っちゃうかぁ、普通……。パッキャオ凄すぎ。デラホーヤに初回から左が冗談みたいにヒットして、圧倒的なまま8回終了TKOとかってありえないだろ。いとも簡単にボクシング界の常識をぶち破ってしまった。ホント、スーパースターだよ、そうとしか言えないわ。
デラホーヤは体調が悪かったのか、動きは悪いし手も出ないまま終わっちまった感じだよなぁ。でも、これだけ有利な条件で試合を組んだのだから、コンディションが悪いとか言い訳できないよなぁ。これはパッキャオを称えるしかないな。数年前、当時無敵を誇っていたロイジョーンズJRが、過度の増量をしてLヘビーからヘビーに階級アップしてタイトル奪取したのはいいが、いざまた元の階級に戻した時に、元の彼からは想像も出来ないような弱々しいボクサーになってしまっていたことを思い出した。過度の増量の後にまた戻す、というのは実はかなり難儀な作業なのかもしれない。今回のデラホーヤを見てなんか考えさせられた。
まぁそれでも偉業だよ、偉業!アジアの誇りだ、PACMAN

六ヶ所村ラプソディー」という映画があってさ、それを友達の孝太郎の家で上映するというので行ってきた。前々から話は聴いていたので、興味があったのよ。……予想通りというかなんというか、混乱するほどいろいろ考えさせられる映画でした。僕は前の仕事でも今の仕事でも、なぜか六ヶ所村や近隣地区の住民と話する機会が多かったわけで……。核が嫌だ、っていうのは僕でも当たり前に持ってる気持ちで、住民も持ってるのよ、大半の人は。でも、住民の生活が成り立たないほど青森県の経済が弱くって、そこを国が札束で突いてくるから、みんなどうしようもないんだよね。このままいったら酷いことになるってのはみんなわかってる。でも、先のことなんか考えられないくらい気持ちが追い詰められてるんだ。六ヶ所の辺りに行きゃ嫌でもわかるよ。仕事なんかないんだって。だから折れてしまった住民のことを誰も責められないんだよ。住民たちが、こうなってしまったものはどうしようもない、共存していくしかない、って苛立ちながら言ってるのはものすごいリアリティがあった。
でも、そこに危険なものがある、って言う現実をヨシとするのは問題が違うわけで……。まぁ、僕には結論が出せないよ。