コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

復活と遺言

なんか疲れたので、朝一で極楽湯でのんびり。なかなか人生うまくいきませんなぁ、と隣のオヤジに話しかけそうになる。それくらい早い時間の銭湯というのは微妙な人が多い。足ツボマッサージは相変わらず激痛だが、体が暖まるから好きね。

若者の活字離れが深刻といわれる昨今、やることもない中年なワタシは古本屋で本を漁っています。ワタシにとって、一番カネかからずに時間潰せる方法は古本なのです。本探ししてるとこから読み終わるまで。結構いいです。幸せです。ささやかですが。
今日買ったのは山本茂著「ロッキーを倒した男 復活」と、清水潔著「桶川ストーカー殺人 遺言」です。ノンフィクション、好きです。特に復活のほうは、大和田正春のその後が書いてあり実に興味深かったです。「ロッキーを倒した男」は持ってますが、赤井英和をノックアウトしたそのあと、彼は日本ミドル級のチャンピオンになり五度も防衛しているのです。そのチャンピオン時代のことが前著には書かれていなかったので、今回は非常に楽しみに読めました。二冊読み終わるのに4時間ほどかかりました。昔はもっと速く本が読めたのに。
ストーカーと聞くと、どうしても藤田くんのことを思い出します。彼は10年早かったです。まぁ、この桶川ストーカー殺人の件は極端で特殊な例なのでアレですけど、藤田くんの場合に於いては、人が恋愛で狂うのは今となってはある程度当然だなぁと思ったりもしてるので、もうちょっとフォローしてあげてもよかったのかなぁ、なんて思うこともあります。あの頃もう少しだけそういうふうに思えたら、藤田くんのあのさまざまな奇行も少しは何とかしてあげられたのかなぁなんて思う時もあったりして。……いや、やはりあれは特殊だな。明らかに今のワタシより当時の私のほうがいい人だったと思うわけでね。やっぱり無理か。
まぁ、ホレタハレタは怖いです。僕も石田純一みたいにテキトーになりたいです。というのはウソですが。僕の中で石田純一とササジュンがかぶるのはなぜなのでしょうか(ササジュンは高校の時の友達)?

あ、八月も終わりですね。06年の夏、皆さんいい思い出は作れましたか?