コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

It's only rock'n roll but I like it!

たかがロックンロール、だけどそいつが最高に好きなのさ。

私と同じ会社の人は、ここからは見て見ぬふりをするように。面白くない思いをする人もいるだろうから。

休みも休まないで働くワタクシ、時間をやりくりしてついに見に行くことができました。

THE ROLLING STONES

高校生の時、彼等が初来日しました。ブラウン管の中で動く彼等を見て、会場に行ける奴らが最高に羨ましかった10代のワタクシ。ついに、ついに念願叶ったのです。

スタンド席で、けしていい席とは言えないけれど本当に本当に最高でした。マスクドスリム君と一緒に行ったのですよ。奴とはずっと一緒にストーンズを聴いてきたのです(彼はすでに一度見たことがあるのですが)。
マスクドスリムよ、あの一曲目の「Brown sugar」のイントロが流れてきた瞬間に、俺はもう泣きそうになっていたのだよ。そして、10代のいろんな事がフラッシュバックしていたのだよ。レンタルレコード屋で「Beggars banquet」を初めて手に取った瞬間や、受験のときに、ストーンズ海賊テープを買いに行ったときのことなんかがさ。

ミックは60歳とは思えないくらいの動き。ステージのハジからハジまでものすごい勢いで走り、そしてなんとも言えない奇妙で笑えてセクシーな踊りを連発。キースは中腰になったり座り込んだり、とにかくギターを掻き鳴らす。ロニーはあのやさしい表情で味なフレーズをつむぎ出し、そして最も年上のはずのチャーリーが、実に心地いいリズムを意外なほどの力強さで叩き出す。
長い間憧れつづけていたあのグループがそこにいるのだ!もうなんて言っていいのか分からないよ。

なんと言われようが素晴らしいショーでした。こんなショーをを世界中他に誰ができるというのか?

個人的には「monkey man」と「midnight rambler」が一番効きました。もちろん「jumpin' jack flash」や「悪魔を憐れむ歌」でも正気を保っていることなどできませんでした。ああ、とにかく最高だったのです。全てが。全曲が。

今日の日記のタイトルは、私の今の気持ちそのものであります。また世界中にも同じ気持ちの奴らが山ほどいるのです。ロックンロール!

そして気がついたら3月16日は終わりを告げようとしていました。ワタクシは30歳になっていたのです。