熱いバイブレーション

今月は非常に景気が悪く、五月の憂鬱と相まって仕事に行くのがちょっと辛い。

 

それにしても村田は現役続行するんだろうね。この状況で辞めるという選択肢はないとは思うけど。でもアマで一回頂点を極めたせいか、どうもプロでチャンピオンになろうというガツガツさが表に見えてこない選手なんだよなぁ。たぶんそこらへんがワタシが乗れない理由なんだろうなぁ。ワタシ、無駄に熱かったりガツガツしてる人が好きなんだよね。これに賭ける!これしかないんだ!っていう気持ちが見えるとどうしても応援したくなる。村田の姿勢はとてもスマートで、それはそれでいいとは思うんだけどね。好みでないってだけで。

昔、竹原がカストロに挑戦するときのことを思い出すと悲壮感が半端なかったもの。弱小ジム所属で本人は何の実績もないただの広島のヤンキー上がり。よりにもよって当時挑戦するだけでも夢のミドル級。直前の東洋タイトル戦ではなんてことない韓国人にダウンまで奪われてる。挑戦するチャンピオンのカストロは100戦近くこなした化け物みたいな戦績。挙句の果てにはだれにも期待されずに危うくノーテレビ。ギリギリで当日の深夜録画放送が決まったのみ。集客も期待されずにミドルの世界戦だというのに後楽園ホール。マイナス要素のみしかなく、竹原が勝つなんて誰も思ってなかった。のちに録画で見た竹原の顔は必死で恐怖を抑え込んだ上での悲壮な覚悟で満ちていた。そんなマイナスをすべてひっくり返したからこそ、あの夜は奇跡の夜としてボクシングファンの記憶にいつまでも残るものとなったのだと思うよ。竹原は素晴らしいよ。後のガチンコとか人生相談とかで笑いを取ってるとこだけ見てはいけないよ。どうも日本人の世界チャンピオンはガッツや具志堅もそうだけど馬鹿にされがちなんだけどさ、やってきたことはとんでもないことなんですよ。香川照之が昔テレビ番組で「具志堅を笑うな!」って言ってたけど、同感だね。


竹原慎二入場 熱いバイブレーション