コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

全力を尽くした

今日のボクシングのダブルタイトルマッチはどちらも王者のノックアウトで終わる、というある意味予想通りの結果に終わったわけですが。しかし長谷川は強いね!「日本のエース」という肩書きは伊達じゃない。日本人のチャンピオンが圧勝すると、すぐ「相手が弱すぎる」とか言い出す日本人はどうかしてると思うね。確かにファッシオはチャンピオンになれるかと言われれば微妙なレベルだとは思うけど、世界ランカーとしての実力はあったと思うね。パンチの振りとかを見ればわかると思うんだけど。まったく何もさせなかった長谷川を称えるべきだよ。
そして、怪物王者バレロにどこまで食い下がれるか、とかなり気にしていたバレロ−嶋田戦なんですけど。嶋田は36歳という年齢を感じさせる試合運びだったね。良くも悪くも。やはりあと三年早く挑戦させてあげたかった。でも現時点での持てる戦略、体力、気力すべてを絞りつくして戦っているのは伝わってきた。序盤にバレロの強打の間隙を縫って何度も当てた右にはうなった。でも、最後はモンスターの圧力に屈してしまって。嶋田はよくやったよ。ミスマッチだ何だと世の中のろくに見てない連中は言うけど、胸張れる試合運びだったと思う。
しかし嶋田までが敗れてしまっては、もう日本人でバレロと試合になりそうな選手はいないなぁ。前にやった本望も嶋田も日本では抜きん出た存在でさ、こないだ小堀がやったアルファロなら二人とも勝つ可能性はかなりあったろうに。バレロはもうボクシング界の中心であるアメリカで有名になるべき選手だよ。パッキャオなんかとやったりね。