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故郷はいつ帰ってきてもいいもの

昨日足立と三輪ちゃん、三人で行ってきましたよ。覆面ワールドリーグ決勝戦。矢巾大会。開場前に元井キャスターを見かけたよ。やっぱり美人だったなー。腰も低そうでいい雰囲気の人だった。

 

このトロフィーも年季が入ってきたなぁ。

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矢巾まで駒を進めたのはカリスティコ、SUGI、剣舞、レボルシオンの四人。大本命のスペルエストレージャ、カリスティコが優勝するだろうとは思うのだが、みちのくで奮闘を続ける剣舞、かつてのみちのくのエースであるSUGIにどうしても注目してしまう。

まずはレボルシオン対剣舞。一応レボルシオンはキューバ代表の未知の強豪であるのだが、一瞬で正体がわかってしまう。あの人だったら剣舞にとってとんでもなく厳しい試合となるに決まってる。やはり蓋を開けてみると両者の力量は歴然もいい所。レボルシオンの圧勝に終わる。カリスティコ対SUGIはあまりスイングしない試合だった。カリスティコはスーパースターでオーラはとんでもないのだが、相手を光らせる選手ではない。SUGIも同タイプ。SUGIのキレキレの動きは以前のままだったのは嬉しかったけどね。

決勝はカリスティコ対レボルシオン。考えてみれば、今回の参加者でカリスティコ相手にきっちり試合を作る力量があるのはレボルシオンの中身と思われるあの人しかいなかった。やはりいい試合。じっくりした展開から少しずつペースがあがっていき、ヒートアップ。レボルシオンが見慣れたあのアピールからペディグリー、ダイビングセントーンとつないだところがハイライト。ワタシもあのシーンは血管が切れそうなくらい興奮したね。セントーンからのフォールを返しカリスティコが逆襲。ラ・ミスティカでついに決着がついた。マイクを持ったカリスティコがレボルシオンに敬意を表し何事かをスペイン語で語る。そのスペイン語に「ディック・トーゴー」という単語が聴きとれ、そしてレボルシオンがマスクを脱ぐ。やはり正体はディック東郷だった!正体なんてわかっちゃいるけど鳥肌の立つほどの興奮。そしてカリスティコからマイクを受け取った東郷が静かに語る。

……みちのくプロレスは俺にとってのふるさと……ふるさとはいつ帰ってきてもいい所……またいつか帰ってきます。そのようなことを言った(正確ではないと思うけど)。

感動のあまり正直泣いてしまうかと思ったよ……。人生社長が今日の興行の始めに語ったように、プロレスってのは長く見ているといろいろなことがある。思えば今回の大会はみんなが故郷に帰ってきたようなものだった。13年前にみちのくプロレスに参戦した若手のメキシカンがスーパースターとなって帰ってきたり、創世記の伝説だった東郷が引退から復帰して戻ってきたり。サスケの後継者と目されたものの消えていったSUGI。海外修行から帰ってきたラッセだってそうだ。東北地方に住んでみちのくを見続けてきた人間にとってかつて見ていた選手が帰ってきてくれることは本当に嬉しいものなのだ。この20数年余り、みちのくプロレスは本当にたくさんの選手の参戦離脱の繰り返しだった。見慣れた選手がいなくなってしまうのはとても悲しいことだ。そのたびに酷い喪失感に襲われる。やはり地方の小さい団体ではダメなのかとも思う。それは地方に住む人間にとっては、どうしても自分と重ね合わせてしまう現実だったりする。地方に住むことの厳しい現実。外でみちのくを出ていった選手が華々しく活躍することをうれしく思いながら、どうしても心のどこかに引っかかりがあったりする。

ただ、みちのくプロレスには必ずいつかはみんな顔を見せに帰ってきてくれる。帰ってきて楽しそうにファイトしてくれる。それを見届けることができることだけでこの団体のファンをやっていてよかったと思ってしまうのだ。帰ってきてくれた選手のみちのくで戦っていたころの姿を思い浮かべ、それを見ていた自分の姿をも思い出す。なんて贅沢なことなのだろうと思う。

みちのくに参戦していた選手たちには、これからもたまには帰ってきてほしい。みんな。そのためにもこの団体は潰してはいけないのだ。レスラーたちのふるさとをなくしてしまってはいけないのだ。みちのく50ヶ年計画はまだまだ半分だ。

 

優勝したカリステイコにこまちのマスクを掲げる青年。素敵な光景だった。

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週プロが待ち遠しい。