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手から手へ渡り

クロマニヨンズのニューシングル「エルビス(仮)」がやっと届く。ド根性ガエルで断片的には聴いていたものの、やはり通しで聴くとかなりいい曲だった。言葉の断片が重なり合って、非常に切なくなる。サウンドは極上のロックンロール。マーシーの相変わらずの小汚いギターの音色がイカす。カップリングの「キンクス ガット ミー」も実に最高。ライブで盛り上がること間違いない。総時間は5分あまりのシングルでヘイジュード一曲より短いが、幸福感が止まらん。こういうことがあるからシングル盤ってのはなくならないで欲しいと切に思う。ビジネス的には現代でシングル盤ってのはあまり意味を持たなくなってきているが、アルバムの中に収録されているのとシングルで一曲だけリリースされるのは全く聴こえ方が違うのだ。

ブルーハーツの頃と違って言葉のつながりや意味性はどんどん削られてきているがこちらもリスナーとしてのキャリアが長くなっているせいか、そんなことはあまり関係がないと思うようになった。結局は大音量でその曲のイントロが流れてきた時に、こちらの胸が熱くなるかどうかだけが大事なのだ。3分間のチープなスリルに身を任せることが出来るかどうかだけが。

そんな彼らとの付き合いも30年近くなってきている。彼らがカッコよくあり続ける限りワタシは追い続けるだろう。今回のシングルはかっこよすぎるが、アルバムでリリースの際に「FIRE AGE」の時みたいなシングル曲はバッチリだがあとの曲がイマイチなんてパターンは避けていただきたい。