コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

今日も大音量さ

うーむ、やはりブルーハーツもいいがハイロウズもいいな。この歳になると正直ハイロウズのほうがしっくり来るのかも。まぁ、彼らがハイロウズをやってたときくらいの年齢に僕がなってるから当たり前のことなのかもしれないな。今でもその時々のガキどもを巻き込んで騙し続けてるヒロトマーシーはやっぱり最高だよ。

まぁ、そんな感じで今日はハイロウズの「flip flop」を久しぶりに聴いてる。「日曜日よりの使者」はやはりいい曲だ。青森公立大学の学園祭でハイロウズを初めて見たときのことを思い出す。
つまらない仕事をしてた社会人一年目のある日、カーラジオからブルーハーツを解散したヒロトマーシーがまたバンドを組んでアルバムを出す、と聴こえてきた。そして「ミサイルマン」がかかった。そして青森公立大の学園祭に来ると紹介された。もうその日はドキドキして仕事が手につかなかった。

アルバム発売前のライブだったので、聴いたことのある曲は「ミサイルマン」のみ。忘れちゃったけど、ファーストの曲はほとんどやったと思う。
「昨日出来たばかりの曲です」
ヒロトが言って、「ハイウェイスター」もろパクリみたいな曲をやり始めた。今思えばそれは「相談天国」だったのだが、その曲を演奏してる時のヒロトマーシーの嬉しそうなことといったら。そのときに僕にもはっきりわかった。もうブルーハーツは過去のものなんだってことが。ブルーハーツの曲をやらないでくれたことが、当時の僕はとても嬉しかったのだ。
アンコールで出て来て、一曲だけやってくれたのが「日曜日よりの使者」だった。とてもいい曲だと思った。泣けるとか沁みるとかじゃなくて、初めて聴いたその時ですら一緒に歌いたくなるようなとてもいい曲だった。きっとハイロウズでまた僕はずいぶん楽しませてもらえるのだろうなと確信できた。帰り道、とても幸せな気分だったのを覚えている。

あれからもずいぶん経ったな。でもずっと同じなんだ。新譜を待って期待して、みたいな。こないだ出た新譜も最高でね。僕も彼らもいろいろ変わったけれど、感謝してるよ。ずっと楽しませてもらってさ。