コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

不思議見聞録 in MORIOKA

僕がパソコンを開いてる時は、だいたいなんか音楽を一緒に再生しているのだが、今日はなんとなくCDボックスの中から「不思議見聞録 in MORIOKA」を手に取ってしまった。うーむ。
まぁ、この日記にも書いたことがあるかもしれないが、平成5年の今頃、岩手で国民文化祭が開かれて、その催し物のひとつに純邦楽祭があったのよ。その中から二曲が記録CDになって参加者に配られてね。邦楽作曲家の吉崎克彦がこの日のために作曲した「不思議見聞録 in MORIOKA」がそのうちの一曲で、その曲に私もその他大勢のひとりとして参加してた、というわけ。まぁ、あまり僕は吉崎克彦の曲が好きではなくてね。なんかみんな同じような曲なんだもん。

その曲のソロパートってのは、岩手三曲協会でもかなりトップのほうの先生が演奏してるんだけど、尺八のパートを演奏していた先生は確か幼稚園かなんかの理事で社会的にもとても偉い人だったと記憶している。まぁ名は伏せるが、その先生はいつも髪をリーゼントでバシッと決めてたのよ。僕の先輩の桑原さんがある日こんなことを言った。
「○○先生のあのリーゼントの先は固いのよ。肘が当たったことがあって……」
そうか、いつも決まってるだけあって固くなるくらい整髪料つけてるのか!と僕らは興味津々だったのだが、普通はそこで終わるじゃん。ところがみわちゃんはすごかった。なんかの練習の時、してやったりみたいな顔してこっちに走ってきた。すごく興奮してた。
「触った!触った!○○先生の髪、スゲー固いよ!」

……一応名の知れた先生なのだが。そこまでやるか。さすがとしか言いようがないよ。どうやって触ることに成功したのか、いまだに僕は知らない。

そんなことを思い出した。10月も始まりますなぁ。