コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

さようなら 言わなきゃ そろそろ

結局朝方の4時ごろまで水位は上がりつづけ、3時間ほどしか眠れないまま足立を拾いに小川原湖まで車を飛ばしました。家の前はまだ水が上がってきており、そこを車で突っ切るのはかなり無謀な行動でしたが、まぁ、何とかなりました。

そして関口とサクマさん、みわちゃんと合流し岩手県営体育館へ。ついに僕の50回目のみちのく観戦が達成されました。興行も素晴らしかった。久しぶりにあんなに興奮した。観客も沸きに沸いて。もう言うことなしでした。

今日のメインはチャンピオンのスペル・デルフィンにザ・グレートサスケが挑むというもの。サスケは今日の試合が盛岡での最後の戦いと発表しており、年内でのレスラー引退も示唆しています。実際どうなるかはわかりませんが、こっちとしてもそれなりの不安と期待をして見守るつもりでした。
全体的に素晴らしい興行でした。義経とラッセのキレのある動きに驚き、男盛には死ぬほど笑わせてもらう。久しぶりのウルティモ・ドラゴンにドキドキして沼二郎に中間管理職の悲哀をまたも味合わせてもらう。そして佐藤兄弟とタイガースマスク組が場内を極限まで暖めて、ついにメインが始まりました。
悪いSASUKEのテーマである横道坊主「NOT FOR SALE」でサスケが入ってきて、ケンカマッチの姿勢を匂わせる。デルフィンはブーイングを浴びながらもクリーンファイトに徹しようという姿勢。しかしながらGAINAとテッドがとにかく横槍を入れまくる。サスケの自爆ももちろんあり、デルフィンも得意のムーブを決めまくる。両者ともコンディションはよくなく、飛び技などほとんど出ないファイトでしたが、あの13年前に見たマッハランドでの二人の戦いが確かに重なって見えました。思えばあの時も王者デルフィンにサスケが挑む試合でした。動きは衰え体型も崩れてしまっている二人ですが、サスケはやっぱりサスケで、デルフィンはやっぱりデルフィンだった……。それがたまらなく嬉しかったよ。
そして最後はジャーマンでサスケがデルフィンをピンフォール。両者の和解もあり(あくまでリング上の話であり、実際はどうか知らんけど)、久しぶりにファンがリングを取り囲みサスケコールが大爆発。ハッピーエンドがやっぱりみちのくプロレスにはふさわしい!これはマッハランド大会の再来だよ!

今日で自分の中のみちのくプロレスに一区切りついた気がします。そして盛岡という街にも、ね。