コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

イチロー

先日のイチローの最後の試合、なかなかに感慨深いものがあったよ。イチローってワタシとほぼ同世代、200本安打した時からずっと見ているわけだ。まさしく時代の終わりというものを感じたよ。

 

一度だけ、生で見たことがあるんだよ。2000年の岩手県営球場、オリックスダイエー戦。レフトスタンドで見てたんだけど、ホークス先発の永井が初回に満塁弾食らってそのままボッコボコにされた試合。ファンとしては非常に胸糞悪いんだけど、イチローの日本でのシーズンはその年限りともう噂になっていたので途中からはイチローばっかり見てた気がする。だいぶ記憶もセピア色になっているが、ライトの守備位置でずっとストレッチしてる姿が印象に残ってるんだ。

 

怪我はないにせよ、最後までやり抜いたと思う。昔は晩節を汚すのがどうこう言われがちだったが、最近の風潮ではボロボロになるまでやるのも美学の一つとして認められるようになった。最後に打てなくなった姿を見せてくれたのもイチローという歴史の完結にはふさわしかったと思う。僕たちは紛れもなく歴史を共にしたのだ。実に光栄なことだと思う。