コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

盆休みの

ボーナストラックである二日間が始まった。今日は人生の休日。よく寝た。腰の調子がよくないせいもあるんだけどさ。

 

さっき見た金足農業の試合すごかった。完全に試合の流れが金足農業に寄ってたとはいえ、あの結末はドラマチック過ぎだよ。ツーランスクイズとかあんな場面でやるのは初めて見た。絶対的エースが一人で投げ抜いて地方の高校が勝ち進むってのは最近の高校野球では見られないパターンだけど、ああいうの日本人は好きだからねぇ。古い人間は特に。僕も嫌いじゃない。世論的にはああいうのは今の時代よくないとされてるんだけどね。継投が当たり前。もちろんそれはいいことだと思ってるんだけど、たまに今回の吉田君のような選手が現れるとどうしたって感情移入してしまう。

最近は高校野球なんて時代錯誤なことはさっさとやめればいいのに、みたいな論調が多くてね。もちろん猛暑の中強引な日程をこなしてることとかそれこそ根性論的な指導や練習などよくないことはたくさんあるんだけど、個人的な意見としては甲子園のような舞台があることを望む高校生がいる限りはずっと続いていくべきだと思うね。もちろん改善していくことはどんどん変えていくのが前提だけどさ。クサいことを言うようだけど、ああやって何にも考えないで燃えられる場面ってのは人生でそう何度もないからね。ましてそれが人生で一番無邪気な10代での話だからね。そういう舞台をもう終わっちまってる大人や何にもしてない奴がグダグダいうのは粋じゃないと思う。やらせてやればいいんだよ。そいつの人生なんだから悔いのないようにやりたいようにやらせるべきだよ。昔の軍隊みたいなチームもだいぶ減ってきてるしさ。

 

こないだ岩佐の防衛戦観た。負けちゃったやつ。なんとも煮え切らない試合だった。観ててストレスがたまる。はっきり言ってかなりレベルの低い試合だった。トップコンテンダーというには今一つな挑戦者に対し、岩佐はどうにもにこうにもならなかった。技術的にももう少しやりようがあった気がするんだけどなぁ。元チャンピオンのセレス会長は8回くらいから劣勢を感じて倒して来いってハッパかけてたらしいんだけど、岩佐が全く勝負に出られないまま試合終了。あれでは……。

テレビでは帝拳の浜田さんや飯田、山中両チャンプもポイントでは岩佐が確実に勝ってるみたいに言うもんだから、どうも観戦中違和感が……。正直勝ってるようには微塵も見えなかったんだよなぁ。俺の観戦眼が腐ってしまったんかなーと不安にさせられたよ。

岩佐は再起するなら技術より気持ちの立て直しが必要だろうなぁ。あのままでは力量差のある相手以外には勝てないよ。どうするんだろ。セレス会長は技術よりハートが強い選手だったことを思い出すよ。