コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

セロハンのバス

今年も7月10日が近いので「DUG OUT」を聴きます。最近はレコードをゆっくり聴く時間がないので、週末の今日にて。今年からはレコードで聴くぜ。

「LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS」でジョンレノンは新聞紙のタクシーを呼んだけど、このアルバムの「手紙」にはセロハンのバスが出てくる。この曲の詞は全体でひとかたまり、とても幻想的な言葉が並んでいてそれがいつのまにか現実世界の自分につながってる感じ。ロック好きならたまらないね。93年発売だから25年間、毎年夏には必ず聴きたくなるねぇ。

 

こんなデモバージョンも出回っているのか。


真島昌利 手紙

 

 

桂歌丸さんが亡くなった。やはり一つの時代の終わりを感じてしまった。僕の子供の頃や若い頃、その時代がどんどん遠くなっていることを嫌でも感じさせられる。オウムの件もそうだ。昨日職場でオウムの話になったんだけど、あれを知らない世代がやはり増えてきている。オウム騒動の時は22歳。就職したりしてたワタシにはつい最近のことに思えるのだが。

就職目前のあの頃、大学のよくわからない空き部屋で時間をつぶしていた僕達は、黒板に麻原彰晃の似顔絵を描きまくってそのまま放置して帰ったりしていた。当時はまだオウムはグレーな宗教団体という認識だった。強制捜査が本部に入った朝、ニッシーが興奮して僕の家に電話をかけてきたのを覚えている。その後ワタシは就職で青森に帰り、岩木山の上で研修などしていたのだが、山を下りてきてホテル住まいの間から正式配属されてしばらく経っても世間はオウム一色だった。世間のおやじ達がジョークで「ポアするぞ」って言ってみたり、屁をこいて「サリンが出た」なんて言ってみたり。鮮明でもないがまだまだあの感じは覚えている。平成7年のあの感じ。

 

西日本に酷い大雨。地震に大雨と今年は災害が続き気が滅入る。被害に遭われている方々に心より御見舞い申し上げます。