コーポ啓21号室~偽コンビクトの日々戯言

50歳を過ぎてもまだまだぼやくぜ

いつでもまっすぐ歩けるか

今日もそれなりに暑かったですねぇ。ライザップのアイスとか見つけたので食べました。意外と美味しかったけど、硬くて……。あずきバーかと思いましたよ。

 

さて、今日は6枚目「STICK OUT」を聴きましたよ。流石の名盤!音も少し良くなってたね。このアルバム唯一の不満は音が綺麗すぎる事なんだけど、ちょっとは解消されてた。ファーストくらいの音で作ってほしかったなぁ。

このアルバムと次のアルバムはとんでもなく思い入れがあるんですよ。ブルーハーツで一番いいアルバムはどれ?って聞かれるとちょっと困っちゃうけど、一番聴いたのは?って聞かれたらこれと次のアルバムを迷いなく答えられるね。もしかして持ってる全アルバムでも一番かもしれない。他に思い付くのがビートルズホワイトアルバムくらいしかないや。

前作でちょっとブルーハーツがダメになってしまったかもなぁ……と思ってたんだよね。そしたら彼らは突然妙なツアーをやり始めた。PKOツアーってタイトルで小さな町村を回り始めたのよ。県庁所在地は外して普段絶対行かなかったようなとこばかり。岩手では釜石!遠いよ。テストの都合もあって行けなかったんだけど、これは後々死ぬほど後悔したね。聞こえてくる噂では、誰も知らない新曲をメインにとにかく速い曲のみで押し切るらしいと。ステージセットも何もなく白い電灯だけだと。すげーゾクゾクすんじゃん!思えば、今のクロマニヨンズの原型みたいなステージだね。でも、当時そんな馬鹿なことをしてるメジャーバンドは日本にはなかったんだよ。

そしてそんなツアーも終わり、このアルバムが出たんだ。前にも書いたけど、盛岡駅新星堂でCDを買い地下のハンバーガー屋で歌詞カードだけ先に読んだんだよね。歌詞読んだだけなのに、今度のアルバムはすごいぜ!って震えたんだよ。急いでバイトを終えて部屋に帰ってCDをセット。もうそれからしばらくはこのアルバムばっかり聴き続けたね。死んでしまったかもと思ったブルーハーツが完全に蘇った!どこに行くにもヘッドフォンステレオで延々とこのアルバムのテープを回し続けたよ。個人的にこの頃はいろいろといい状態ではなくてね、延々とこのアルバムを聴くことで自分を何とか支えていた感もあります。

やっぱりこのアルバムは今思い返しても後期ブルーハーツの代表作。次の「DUGOUT」もね。月の爆撃機~1000のバイオリンの流れなんてブルーハーツ史上に残る素晴らしさ。これが俺の好きなロックンロールなんだ!

やっぱりこれ。


ブルーハーツ / 1000のバイオリン (1993.8.7)